公開日 2026年03月26日

なると第九

今こそ世界へ!「鳴門第九」は「平和へのシンフォニー」

1918年6月1日。徳島県鳴門市にある板東俘虜(ばんどうふりょ)収容所でドイツ兵捕虜によって、ベートーヴェン「第九」交響曲がアジアで初めて全曲演奏されました。
初演の背景には、収容所所長である松江豊寿(まつえとよひさ)をはじめとする、職員の捕虜に対する人道的な処遇や、捕虜と地元民との国境を越えた心温まる交流など、まさに「第九」が持つ人類愛の精神を体現した史実がありました。

パンフレット
アジア初演となった「第九」演奏会のパンフレット

 

その精神は現在でも市民を中心に受け継がれ、毎年6月第一日曜日に開催している「第九」演奏会をはじめ、ドイツ・リューネブルク市との姉妹都市交流、友好のコスモス交流など、多くの活動が行われています。
「第九」アジア初演。またその背景にある戦争の中、国境を越え育まれた友好の絆。そして今なお鳴門市民に引き継がれている「第九」やドイツ兵捕虜が残してくれた財産。
これらが、「なると第九」の原点であり、他の「第九」にはない鳴門市固有の財産であるとともに、こうした背景を持つ「なると第九」は、鳴門市から世界に発信すべき誇りでもあります。

演奏会
年々進化する「なると第九」演奏会(第33回演奏会の様子)