公開日 2026年08月28日
◆ 目 次
(7) 「文化会館リニューアルに向けたガバメントクラウドファンディング」について
(16) 「地域戦略アドバイザー及び法務を担当する非常勤特別職の任用」について
(19) 道の駅「くるくる なると」を核とした可能性調査検討業務について
(1)はじめに
本日、第2回定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には、公私何かとご多忙中にもかかわりませず、ご出席を賜り、誠にありがとうございます。
今期定例会におきましては、令和8年度鳴門市一般会計補正予算案など、各種議案を提出いたしておりますが、これらの議案説明に先立ちまして、まずは、諸般の報告と当面の諸課題についての所信を申し上げ、議員の皆様をはじめ、市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
(2)「防災対策」について
はじめに、「防災対策」についてであります。
去る4月20日、三陸沖を震源とする「マグニチュード7.7」の地震が発生し、北海道や東北沿岸に最大80センチの津波が観測され、制度開始以降2度目となる「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されました。
本市におきましても、今後30年以内の発生確率が60%から90%程度以上と示されている南海トラフ地震がいつ発生しても不思議ではない状況にあり、喫緊の課題である地震・津波への対策の強化について、改めて考えさせられる機会となりました。
そのような中、先月5月12日に「株式会社カンバーランド・ジャパン」及び「株式会社KAZオートワークス」と連携協定を締結し、災害時の応急活動に必要な「トレーラーハウス」や「自己完結型トイレ」の供給を受けられることとなりました。
今後におきましても、民間事業者等のご協力をいただきながら、災害対応力の強化と地域防災力の向上に向けて、防災・減災対策に取り組んでまいります。
(3)「新たな防災気象情報の運用」について
次に、「新たな防災気象情報の運用について」であります。
先月5月29日から、新たな防災気象情報の運用が開始されております。
これまで気象庁が発表する河川氾濫、大雨、土砂災害、高潮に関する情報等は、警戒レベルとの対応が複雑でわかりにくくなっておりましたが、警報・注意報の情報名に5段階の「警戒レベルの数字」が付記されるとともに、河川氾濫に関する特別警報や「警戒レベル4」に相当する危険警報の新設等の見直しがなされ、避難の判断が行いやすくなるなど、避難行動の一層の円滑化が期待されます。
市民の皆様には、市から避難行動を促す「警戒レベル4避難指示」や「警戒レベル3高齢者等避難」が発令された際には、速やかに避難行動をお願いするとともに、避難指示等が発令されていなくても、気象庁が発表する「警戒レベル4」や「警戒レベル3」に相当する情報が発表された際には、自ら避難の判断をしていただきますようお願いいたします。
本市といたしましても、市民の皆様に混乱が生じないよう、新たな防災気象情報の周知に努めてまいります。
(4)「鳴門市・北島町共同浄水場」について
次に、「鳴門市・北島町共同浄水場」についてであります。
令和2年度から北島町と整備を進めてまいりました県内初となる「共同浄水場」について、去る4月22日に「通水式」を執り行い、供用を開始いたしました。
本浄水場は、南海トラフ地震をはじめとする災害に強い「強靭さ」を備えるとともに、施設の適正配置やコンパクト化などによるコストの縮減、さらにはフェーズフリーの考え方を取り入れており、平時と災害時を問わず、地域住民の安全に寄与するとともに、安定した水道水を保持できる施設となっております。
今後におきましても、次世代に「安心」のバトンを繋ぎ、未来に誇れる地域資源として、10年、20年先を見据えた持続可能な運営に努めながら、市民の皆様に安全・安心な水道水を供給してまいります。
(5)「鳴門市まちなか未来ビジョン」について
次に、「鳴門市まちなか未来ビジョン」についてであります。
先月5月1日、まちなかの将来像や、まちづくりの方向性を示し、市民の皆様や事業者、行政が共通認識を持つための指針として「鳴門市まちなか未来ビジョン」を策定いたしました。
コンセプトは、「鳴門に吹く”いい風”が、愛する まち を育てます」としており、鳴門らしさを大切にしながら、まちに新しい発想や活動を呼び込み、人と人、人と場所を結びつける“いい風”を吹かせるため、取り組みを進めてまいります。
今後は、「鳴門市まちづくりデザイン会議」での意見交換や議論を重ねながら、都市機能とコンテンツの内容、各エリアの具体的な整備内容、事業スキーム、事業規模などを精査し、「基本計画」の策定に着手してまいります。
(6)「鳴門市阿波おどり」 「鳴門の夏まつり」について
次に、「鳴門市阿波おどり」、「鳴門の夏まつり」についてであります。
今年も県下でトップを切り、鳴門公園千畳敷での初踊りからスタートする「鳴門市阿波おどり」を、8月9日から11日までの3日間、「JR鳴門駅周辺・特設演舞場」において開催いたします。
今回の新たな試みとして、生成AIを活用したポスターコンクールにより、一般公募で広く作品を募集し、全国から250点以上のご応募をいただくなど、注目を集めたところであります。
大鳴門橋自転車道開通に向けた機運醸成を図るため、ゲストにBMX世界王者の森崎 弘也さんにご来場いただき、自転車と阿波おどりのコラボレーションで会場を盛り上げます。
また、「鳴門の夏まつり」は、8月7日に「鳴門・大塚スポーツパーク」において、音楽やレーザーライト照射による「1,000発」の花火を打ち上げるほか、縁日とマルシェ、ステージイベントを開催いたします。
ステージでは、鳴門観光大使の青山 隼さんが所属する昭和歌謡グループ「SHOW-WA」が四国で初登場するなど、様々な企画を予定しております。
県内外から、より多くの方々にご来場いただけるよう、安全・安心に楽しめるイベントの開催を目指し、引き続き関係者の皆様とともに準備を進めてまいります。
(7)「文化会館リニューアルに向けたガバメントクラウドファンディング」
について
次に、「文化会館リニューアルに向けたガバメントクラウドファンディング」についてであります。
ベートーヴェン「第九」アジア初演の地である鳴門において、長きにわたって人々の思いを繋いでまいりました「鳴門市文化会館」のリニューアルに向け、経費の一部として活用させていただくため、昨年度に引き続き、ふるさと納税を活用した「ガバメントクラウドファンディング」を、5月1日から7月29日まで実施しております。
令和9年6月の文化会館リニューアルオープンに向け、財源の確保に努めながら、世代や文化を超えた活発な交流が促進される場となるよう、指定管理者である「鳴門文化交流パートナーズ」とともに、計画的に準備を進めてまいります。
(8)「なると第九」について
次に、「なると第九」についてであります。
「第九」を通した平和と友愛のメッセージを語り継いでいく取り組みといたしまして、昨日6月7日、鳴門市ドイツ館において、板東地区自治振興会の皆様とともに、「つなぐ~みんなにとどける「第九」~」を開催いたしました。
「第九」の合唱やダンスの披露、「第九」に関連する映像の上映などを通じ、ご参加いただきました皆様とともに、「第九」に触れることができるイベントとなりました。
令和9年の文化会館のリニューアルオープンに際し、6月6日に「第九」演奏会を開催いたしたいと考えており、今後も「なると第九」を未来へ継承する取り組みを進めてまいります。
(9)「ふるさと住民登録制度モデル事業」について
次に、「ふるさと住民登録制度モデル事業」についてであります。
去る3月27日、「ふるさと住民登録制度」に係るモデル事業の対象自治体として、全国161の応募団体の中から、本市を含む7道県と21市町村が選定されました。
本制度は、居住地以外の地域と関わる「関係人口」を可視化し、地域の担い手確保や活性化などにつなげる仕組みとして創設されており、本市がこれまで取り組んでまいりました「おてつたび」との農業・観光分野での連携をはじめとする、先行的な事例が評価されたものと認識しております。
現在、国においてプラットフォームの構築が進められており、本市においては、10月以降に試用版のアプリを活用したモデル事業を実施する予定といたしております。
本モデル事業の取り組みを契機に、本市の特色や強みを生かした制度設計を進め、「関係人口」のさらなる創出・拡大に努めてまいります。
(10)「新スポーツ施設の整備」について
次に、「新スポーツ施設の整備」についてであります。
本市の中心市街地をめぐる状況の変化に伴い、「新スポーツ施設の建設地」について発展的な再検討を行ってまいりましたが、去る3月26日、「鳴門市新スポーツ施設検討委員会」の最終会議が行われました。
検討委員会においては、経済性や利便性などの項目を比較し、駐車場の確保や建設開始時期、建設可能な施設規模といった面において、他の候補地より優れている「ボートレース鳴門西側敷地」を建設地とする意見がとりまとめられました。
今後は、検討委員会での意見をもとに、建設地の地盤調査を実施するなど、検討を進めてまいります。
(11)「NARUTOスポーツデー」について
次に、「NARUTOスポーツデー」についてであります。
去る5月27日、「鳴門・大塚スポーツパーク」をはじめ、市内各所にて、様々なスポーツを気軽に体験できる「NARUTOスポーツデー」を開催いたしました。
当日は、27種の体験イベントが行われ、子どもから高齢者まで、多くの方にご参加いただきました。
この度の開催に当たり、ご尽力いただきました協力団体や関係者の皆様に改めてお礼を申し上げます。
今後も、新たなスポーツへの挑戦や運動の継続ができるよう、スポーツに親しめる機会の創出に努めてまいります。
(12)「徳島ヴォルティス」について
次に、「徳島ヴォルティス」についてであります。
今シーズンは、Jリーグが秋春制に完全に移行する2026年シーズンに向けて開催された特別大会、J2・J3百年構想リーグを戦い抜きました。
地域リーグラウンドでは、WEST-Aグループ3位、そして、昨日まで行われましたプレーオフラウンドにおいて、最終結果9位という結果となりました。
8月からは、いよいよ「2026-27シーズン」が開幕いたしますので、J1昇格に向け、引き続き関係機関と連携し、応援機運をより一層盛り上げてまいります。
(13)「第31回全国消防操法大会」について
次に、「第31回全国消防操法大会」への出場についてであります。
去る5月31日に開催されました「第35回徳島県消防操法大会」の小型ポンプ操法の部において、本市から出場しました「大津第一分団」が「優勝」、「大津第二分団」が「第3位」という輝かしい成績を収めました。
「大津第一分団」については、来る10月31日に開催されます「第31回全国消防操法大会」へ「徳島県代表」として出場いたします。
日頃の訓練の成果を遺憾なく発揮し、素晴らしい結果となりますよう期待しております。
本市といたしましても、引き続き消防団の活動支援を行い、地域の安全を共に守ってまいります。
(14)「なるとのうた」について
次に、「なるとのうた」についてであります。
去る5月31日、昨年7月に地元有志の皆様により制作されました「なるとのうた」のミュージックビデオが完成し、先行上映会が開催されました。
「なるとのうた」は、音楽を通じて鳴門の魅力を再発見するとともに、豊かな風土や歴史、そして将来への希望を歌詞に込めて次世代につなぎ、本市の歴史や人の思いをひとつにする楽曲として制作されております。
ミュージックビデオは、ショートムービー形式で制作され、鳴門の町や人に思いを馳せ、鳴門の良さを再確認する内容となっており、鳴門を離れた若者にも、ふるさと鳴門を思い出すきっかけにして欲しいといった制作者の熱い思いが込められております。
6月1日より、動画投稿サイトで配信されておりますので、是非皆様にご覧いただきますようお願いいたします。
(15)「9+1条例」について
次に、「9+1条例」についてであります。
令和8年第1回定例会において、令和8年度より「若者条例」と「カスタマーハラスメント防止条例」の制定に向けて取り組むことをお示ししておりましたが、この度、教育施策の継続的な推進を図るための「学力向上条例」についても、新たに制定に向けた取り組みを進めることといたしました。
これらの条例制定につきましては、多様な意見を踏まえた透明性・客観性のある議論が重要であると考えており、学識経験者や関係団体、市民等で構成する審議会を設置するため、今期定例会において、「鳴門市附属機関設置条例の一部改正案」を提出いたしております。
また、令和9年度には、限られた行政資源を有効活用し、持続可能な行政運営を推進するため、「事業最適化条例」の制定を検討したいと考えており、その他の条例につきましても、令和10年度を目途に検討を進め、市民の皆様と本市が目指すまち
づくりのデザインを共有し、持続可能な地域づくりを推進してまいります。
(16)「地域戦略アドバイザー及び法務を担当する非常勤特別職の任用」
について
次に、「地域戦略アドバイザー及び法務を担当する非常勤特別職の任用」についてであります。
本年4月より、関東学院大学法学部教授の牧瀬 稔氏に「地域戦略アドバイザー」としてご協力いただいております。
牧瀬氏は、地方創生とシビックプライドの分野に豊富な知見を有し、全国多数の自治体で政策アドバイザーを務めてこられました。
特に、人口減少社会における持続可能なまちづくりへの重要な視点として、本市においても重視している「活動人口」という概念の重要性を広く発信されており、今後は、「9+1条例」の制定やシティプロモーション、人口減少対策など、本市の将来を見据えた幅広い分野において、専門的知見に基づくご助言をいただく予定といたしております。
また、「9+1条例」など、政策的条例の制定支援をはじめ、日常的な法律相談への迅速な対応等の支援を受けるため、行政機関の法制執務に知見を有する弁護士を、非常勤特別職として任用することを検討しております。
今後も、豊富な知識や経験を有する専門家の方々から、助言や提言をいただきながら、「9+1条例」をはじめとする各種施策の取り組みを進めてまいります。
(17)「本市を取り巻く社会経済情勢への対応」について
次に、「本市を取り巻く社会経済情勢への対応」についてであります。
今年度の国の当初予算については、衆議院解散に伴う総選挙などの影響により、4月7日の成立となり、平成27年以来11年ぶりに当初予算の成立が年度をまたぐ、異例の事態となりました。
また、中東情勢を受けた物価高に対応するため、予備費を活用した電気料金やガス料金の補助、ガソリン価格の抑制措置に加え、LPガス利用者を支援するため、重点支援地方交付金の追加措置など、総額3兆円規模の補正予算が6月5日に成立したほか、2年間限定の飲食料品に係る消費税減税をめぐる動きなど、国の情勢は、目まぐるしく変化しております。
本市といたしましても、引き続き国や県等の動向を注視しながら、情報収集に努め、適時的確に対応してまいります。
また、5月14日に開催された「衆議院災害対策特別委員会等」において、高市総理大臣より、「関係省庁の施策に『フェーズフリー』の取り組みが浸透するよう努める」といった旨の発言や、6月2日の赤間防災担当大臣の記者会見において、「フェーズフリー」を推進する有識者会議として、「フェーズフリー等促進検討会」を新たに設置するとの発表がございました。
本市においては、平成30年2月に、全国自治体で初めて「地域防災計画」に「フェーズフリー」の概念を取り入れて以降、ハード、ソフトの両面から「フェーズフリー」の考え方を取り入れているところであり、今後も国の動向を注視しながら、引き続き「フェーズフリー」を踏まえたまちづくりを推進してまいります。
(18)「物価高騰対策」について
次に「物価高騰対策」についてであります。
これまでも、昨年度から継続的に、物価高騰対策事業を実施してきたところでありますが、中東情勢の悪化に伴い、原油高、物価高、ナフサ不足問題や金利上昇など、市民の皆様や事業者を取り巻く環境は、依然として厳しい状況にあると認識しております。
そこで、市民の皆様や事業者の皆様を支援するため、国の「重点支援地方交付金」に加え、昨年度に創設しました「生活支援未来応援基金」を活用し、物価高騰対応支援事業「第5弾」を、令和8年度6月補正予算に計上いたしました。
はじめに、電気料金等の高騰による影響を受けている市民の皆様等への支援として、国の省エネ基準を満たした「エアコン」又は「冷蔵庫」の買い替え費用の一部を補助するほか、食料品価格の高騰による影響を受けている市内の「子ども食堂」の実施団体に対し、安定的な運営を支援するため、お米の現物支給を行います。
また、事業者等の皆様への支援として、燃料費や原材料の高騰による影響を受けている環境衛生関係の許可事業者やトラック運送事業者、タクシー事業者、さらに小規模の建設業や製造業、生活関連サービス業の皆様に対し、負担軽減及び事業継続のための支援金を給付いたします。
さらに、燃料費の高騰による影響を受けている認可私立保育所、私立認定こども園、放課後児童クラブ、私立幼稚園に対し、利用者の安全・安心な保育環境の維持に努めるため、電気料金又はガス料金の高騰分への補助を行います。
加えて、第一次産業従事者の皆様への支援として、農業用資材等の価格高騰の影響を受けている市内の農業者や燃料費等の高騰の影響を受けている市内の漁業者を対象として、負担軽減及び事業継続のための支援金を給付いたします。
本市といたしましては、引き続き社会情勢に注視しながら、市民生活や地域経済活動を守るため、きめ細やかな支援策を実施してまいります。
(19)道の駅「くるくる なると」を核とした可能性調査検討業務について
次に、道の駅「くるくる なると」を核とした可能性調査検討業務についてであります。
「くるくる なると」は、令和4年のオープンから4年が経過し、累計来場者数500万人を達成するなど、多くの皆様にご利用いただいております。
また、「国道11号」沿いという立地条件に加え、高速道路インターチェンジにも近接しており、滞在・交流機能の充実や民間活力の活用など、高いポテンシャルを有しているものと考えております。
そこで、更なる交流人口の拡大と地域活性化に向け、「くるくる なると」周辺エリアにおける導入機能や民間活力の活用、事業化に向けた課題等の調査・検討を行います。
本調査を通じて、「くるくる なると」周辺エリアの強みや課題を整理し、新たな交流や滞在の創出、地域活性化について検討を進めてまいります。
